うつ病>５人に１人は経験するうつ病。あなたは大丈夫？

近年急速に増えていると言われる心の病「うつ病」は、日本人の５人に１人は、一生に
一度は経験すると言われています。今は大丈夫でも、いつ自分の身に降りかかってきて
もおかしくありません。

　うつ病は気分の変化で苦痛を感じたり、日常生活などに支障をきたす気分障害の一つ
で、不安感、喪失感、食欲不振、不眠などの精神疾患を伴います。こういった症状は、
失敗や悲しい出来事があった時など普段の生活の中で誰もが感じる事があります。たい
ていの場合は一晩寝たり、思い切り泣くことで改善されますが、うつ病の場合はこうい
った症状が２週間以上続いて生活に支障をきたすのが特徴です。
　心の病は自覚するまでに時間がかかる事、医者への相談や治療をする事に抵抗を
覚える事が多いため、実際に医者で治療を受けている人はわずかだといわれています。
またうつ病は完治が難しいと思われている事から、治療を中断する人も多いようです。
しかし、うつ病はしっかり治療すれば完治する病気です。時に軽症の段階で治療すれ
ば完治も早くなります。

　何をやっても楽しくない、一日中憂鬱、一日中眠い、逆に夜眠れない等明らかにいつも
と違う症状が続くようならばいちど医者や専門機関に相談してみましょう。辛い心の症状
は１人抱え込まず、誰かに相談する事が肝心です。とは言え、うつ病を含める心の病は
自覚がむずかしい場合もあるので、周囲が変化に気づくことも大切です。