うつ病>心あたりのある人は必見！男の人のうつ病

　女性の患者数が多いと言われる心の病「うつ病」。それは男性でも発症する可能性は
十分にあります。近年、男性のうつ病で増加傾向にあるのは中高年のうつ病です。男性
において中高年と言われる時期は、社会的にも家庭においても責任が重くのしかかる頃
です。さらに近年の不景気によってそれまでの生活環境が激変する事も多くなり、うつ
病を患う男性が増えてきているようです。

中高年のうつ病の特徴としては、心の変化よりも体の不調に症状が現れるのが特徴です。
・不眠
・頭痛
・肩こり
・吐き気
・記憶力や集中力の低下
これらの症状は、疲労から来る一過性のものであったり、風邪の症状と似ているために
心の病と診断するのが難しい場合もあります。特に自らうつ病を自覚する事は無いに
等しいでしょう。
　だからといって、平時の疲れや風邪などの症状との違いを感じているにも関わらず、
誰にも相談したりせずに放置しておくとどんどん心の負荷が大きくなり、ついには自ら
命を絶つという最悪の事態を引き起こすことも考えられます。初めからうつ病を自覚
できなくとも、いつもと違うということは誰にでも判断できることです。そのサインを
見逃さず、医者や専門機関に相談しましょう。
　また、最近増えてきた男性の更年期障害でもうつ病と同様の症状が現れることがわか
っています。男性ホルモンの分泌の減少が、心や体に様々の変調をきたすのです。
これは血液中の男性ホルモンの量を調べる事で診断がつきます。更年期障害が引き金
となってうつ病を発症することもありますので要注意です。

いずれにせよ、いつもの風邪や疲れと違う症状に気づいた場合は、まずは医者に
相談する事です。