うつ病>女性の人生の節目に注意！うつ病の原因が隠れているかも？

心の病として近年増加が注目されている「うつ病」は、女性のほうが男性よりもかかる
リスクが高いといわれています。実際は性別に関わらず誰にでもかかる可能性がある
ものなのですが、特に女性の場合はうつ病になりやすい時期というものがあります。

●出産後
最近よく耳にするようになった「産後うつ」。妊娠中に分泌されていたホルモンが出産に
よって一気に体外に出る事で、ホルモンバランスが崩れ、自律神経に影響を与える事が
一因とされています。さらに、育児中の不安や疲労が積み重なる事が、うつ病の発症
リスクを高めているそうです。産後うつは一般的に、母親の一番大変な産後１か月〜
３か月の間に多く発症します。また、里帰り出産を終えて自宅に戻り１人で育児を行う
ようになった時にもかかりやすいと言われています。
●更年期
女性が閉経期を迎え、女性ホルモンの分泌が減少する「更年期」も、ホルモンバランスが
崩れます。動悸やめまい、のぼせなどの症状をかかえることが多くなります。
さらに、この世代の女性は子供の独立、夫の定年、介護などストレスの多い出来事に
多く見舞われます。そのため心身に疲労を溜め込み、その蓄積がうつ病へと進行して
しまうそうです。心の病を自覚する事は難しいですが、更年期かもしれないと考える事は
多くの人が出来るといわれています。更年期の症状に思い当たるところがあれば、早めに
医者に相談し、心や体の不調を改善しましょう。

人生の様々な場面で、心に疲労や負荷がかかるのは避けられません。辛い心の症状や
負荷は１人で抱え込まず、周りや専門機関に相談しましょう。相談する事は、心を回復
させる特効薬を見つける一歩なのです。