うつ病>つらいうつの症状・・身体もシグナルを出すのです

現代人を悩ます心の病気「うつ病」。その症状は心だけでなく、身体面でもダメージ
が現れます。一般的に言われる身体面のダメージの一部を以下にご説明します。

●睡眠
うつ病の人の多くが抱えている症状です。「眠れない」「眠りすぎ」の２つのパターン
があり、前者のほうは睡眠障害と言われています。全く眠れない訳ではなく、寝つきが
悪かったり、睡眠中に何度も目が覚めたり、眠りが浅く寝た気がしないなどの症状が
多いそうです。眠りすぎは一日中眠いという状態が起こります。
●痛み
肩こり、胃痛、腹痛など身体のどこなに慢性的な痛みを訴えます。うつ病の人の多くが
訴える痛みが「頭痛」だそうです。こういった症状は、一般的に薬を服用する事で
解消されるのですが、うつ病という心の病からくる痛みの場合、痛み止めなどの薬では
治まらないのが特徴です。
●食欲
何もする気が起こらず、食欲が減退して痩せていくうつの症状は多くの人が知っている
のではないでしょうか。食欲減退とは逆に食欲が異常に沸く事もあります。何かを無性に
食べたくなる事は、心が健康な人でもよくある事ですが、うつ病の場合それが頻繁に
起こるそうです。
●目や耳
目の疲れや耳鳴りが起こるケースもあります。

上記で挙げた症状は、ほんの一部です。身体に現れる症状を改善するために、身体の
医療機関に行っても、その根本原因がうつ病である場合、治療効果が出にくいのが特徴
です。
内科や外科などを受診しても治らない身体の不調には、その後ろにうつ病が隠れている
かもしれません。そんな時は精神科の病院に相談してください。早めの相談が、早めの
心身の回復につながります。どこに相談すればよいか判らないときは、専門相談機関を
訪ねるのが良いでしょう。