うつ病>うつ病以外にもあるよ、こんな心の病気。

心の病気というと「うつ病」がよく挙げられますが、他にも治療が必要になる病気があ
ります。大まかな症状で判断するとうつ病と似ていますが、発症した原因が異なっていた
り思考的な問題が原因であったりするために、治療にもうつ病とは区別がなされます。

●パニック障害
これはマスコミでも取り上げられる事が多いので、ご存知の人もたくさんいると思います。
症状の特徴として、特別な理由がないのに突然パニック発作が起こります。発作は一度
ではなく、何度も繰り返されるので、発作自体に対する恐怖心が心の苦痛の原因になる
事も少なくないようです。
●強迫性障害
この病気の症状としては、不快・不安と感じる事が頭の中に繰り返し浮かんできます。
うつ病の症状とも似ていますが、強迫性障害の場合はその不快や不安を取り除くための
行動を繰り返して行うという特徴があります。例えば、一日に何度も戸締りを確認しないと
落ち着かなかったり、何度も何度も手を洗わないと不潔に感じて不安だったりという行動
です。
●社会不安障害
人と接する時や人前に立つときなどに、必要以上に緊張を感じて震えがきてしまいます。
恐怖や不安を払拭できずに日々の生活を過ごしている事が障害の原因と言われています。
心の苦痛を抱えるところがうつ病と同じですが、人と接する事に対して症状があらわれる
のが特徴です。
●心身症
心の負担となるストレスなどが原因で起こるのはうつ病と同じです。が、その症状が体に
現れます。名前が知られているところで「過換気症候群」や「過敏性腸症候群」などが
あります。

こうした心の病気に共通して言えるのは、辛い症状を１人で抱えずに医者や専門機関に
相談する事です。相談は勇気が要ることですが、症状の緩和のためには不可欠です。
また、日常生活を共にする人たちへも理解を求める意味で、症状が出た時の対処法を
相談しておく事も大切です。