うつ病>ん？これはうつ病？似ているけど他の病気なの？？

心の病としてその名を知られている「うつ病」。あまりに有名になったがために、他の
病気をうつ病と勘違いしてしまう事があるのです。
うつ病に似た病気というものが存在するのですが、その区別は専門医でなければ判断が
つきません。自己診断で誤った対策をとることで、心や身体の症状が悪化することもあり
ますので、専門医への相談・受診は必要不可欠です。
うつ病ににた病気を下記にいくつかご紹介します。

●甲状腺の病気
女性に多い病気で、甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症があります。
体重の減少や不眠、無気力、衰弱などうつ病と共通した症状が現れます。
●更年期障害
女性に多いと思われがちですが、性別を問わず男女共に起こる可能性がある病気です。
ホルモンバランスが崩れが様々な症状を引き起こし、その中にはうつ病と同じく
精神的な乱れを起こすものもあります。
●慢性疲労症候群
過度の疲労を長期にわたって感じるもので、原因は明確になっていません。
この病気は認知度が低い事もあり、うつ病や自律神経失調症などと誤診されがちです。
●薬の副作用
Ｃ型肝炎や腫瘍などの治療に用いられることが多い「インターフェロン」や、
高血圧症などの治療に用いられる「レセルビン」などの薬の副作用としてうつ状態が
現れることもあります。副作用についてはインターネットでも検索できますが、服用は
医師との相談、指導のもとで行う事が大切です。

辛い心の症状に気づいたら、原因を正確に突き止めるためにも、必ず医師や専門機関に
相談して正しい治療を受けましょう。早めの相談が早めの症状緩和・回復につながります。